板井先生の案内で立山に行ってきました!

♪日時♪
  2012年09月15日(土) PM8:30 秋葉原集合

♪参加者♪
  板井、瀬川、藤枝、杉森、内田、佐藤(知) 計6名

♪コース♪
  1日目:秋葉原「トンコウ」集合−毎日新聞社−毎日あるぺん号乗車
  2日目:室堂平−一の越−雄山−立山連峰−真砂山−別山−雷鳥沢−雷鳥荘
      室堂平−一の越−室堂平−雷鳥荘
  3日目:雷鳥荘−みくにが池茶屋−ホテル立山−毎日あるぺん号−秋葉原


1日目(15日/土)

■出発前は中華でガッツリ
PM8:30
秋葉原にある板井先生ご用達の中華店「トンコウ」に集合。
旅立ち前の腹ごしらえをしました。

■夜行バス
PM10:10。
秋葉原のバス停より毎日新聞社へ移動。
毎日新聞社で手続きをし、毎日あるぺん号(夜行バス)で立山へ。


2日目(16日/日)

■いよいよ立山が近づいてきた!!
AM7:00。
立山の有料道路開門に合わせ室堂平へ。
自然いっぱいの景色が広がりました!
だいぶ上まで上ってくると立山の頂上がみえ圧巻です。
ちなみに、立山とは、雄山、大汝山、富士ノ折立の3つの峰の総称だそうです。

■室堂平〜一の越
AM8:00。
2450mの室堂平到着。
この時点で富士山5合目(吉田口2305m)より高い場所です。
関西から参加の山好きメンバーと合流し、
朝食後、立山玉殿の湧水をくんで、一の越へ向けて出発しました!

はじめは平坦な道で、一気に整備された階段が続きました。
見上げる限り階段です(笑)

山道を各々のペースで上がり、AM10:00に2700m一の越到着。
一時間で登るのはかなりのハイペース。
登りはじめでちょっとキツかったですが、到着した一の越からは
室堂平からは見えない槍岳などの名だたる山が見えました!!

ここから立山連峰の雄山へ行く登山路が続きます。
3千m級の山の登山路は、緑はなく見渡す限り石だらけ。
そして最近の山ブームで連休ともあって、見渡す限りの人だらけ(^^;

ここで今回のトレッキングは2手に分かれます。
登山チームはそのまま立山3峰〜真砂山〜別山越え
ハイキングチームは室堂平へ戻り、室堂平散策へいざ出発!

■ハイキングチーム/室堂散策
花や氷河をみたり、写真を撮りながら、登って来た道を景色を
堪能しながら降りました。
なにせ登りの時は、景色を堪能する余裕はなかったので(-_-;)

下りは楽ですね〜
あっという間に室堂平に到着です。
そして本日の宿の雷鳥荘へ向かいながら、室堂平を散策しました。

まずは、みどりが池、みくにが池の周りを散策!
特にみくにが池は、湖面が青真っ青でとても綺麗でしたよ。

湖畔でランチを食べた後は、地獄谷周辺へ。
今年は、硫黄ガスの発生量が多いので、近づけませんが、
遠くからでも十分硫黄の匂いがキツかったです。

そして、その名の通り鈍い赤色の血の池の脇を通り、雷鳥荘へ。

何気に室堂平は、平とは名ばかりで、アップダウンの激しい平です(笑)
雷鳥荘までの道のりは、いい運動になりました!

雷鳥荘は山小屋と言ってもとてもきれいで、なんと温泉まであるのです。

部屋で一休みした後は、宿の目の前に広がる真砂山・別山と雷鳥沢の景色を堪能し、温泉へ向かいました。

時間が中途半端だったせいか、温泉を独り占め♪
思わず歌ったりとか、至福の時でしたよ。


■登山チーム/前編:雄山〜大汝山〜富士ノ折立
雄山へはガレ場の急な登り道。
登山者が多く登りルートはおのずと渋滞。
下りの方もいて道を譲り合ったりの登山でしたが、初心者にとっては
ペースもゆっくりとなって助かりました(^^;

AM11:00
雄山到着!3千m級の山の上です。
頂上の雄山神社はさらに20〜30分待ちの様子だったため
下から登山の無事を祈願し先に進みました。

大汝山へ行く途中で昼食をとり、雷鳥観察など楽しんだ後は、
富士の折立から急な下りを降りていよいよ後半。
となったところで緊急事態発生!!
チームの一人が昼食をゆっくりとっていたところで体が冷え、
低体温症になり寒気と頭痛に悩まされたのです。
ナンデ夏山で低体温!?
下着は何を着てるの?と脱がせてビックリ!!
綿シャツで汗がびっしょり…
慌てて速乾のシャツを貸して着替えさせ、通りかかった方に
タオルと暖かいお茶をいただいて何とか冷えを押さえました。
登山愛好者は親切な方が多いです。
助けていただいた方々。ありがとうございましたm(__)m

運良く宿のある雷鳥沢へのエスケープルートがあり、同じルートを
下山する方について1人宿へ向かうことになりました。
体調悪いなかひたすら長い下り道。
通りがかりの方に声を掛けてもらいその声を励みに下ったようです。

■登山チーム/後半:真砂岳〜別山〜雷鳥平〜雷鳥荘
3名となった登山チームは真砂岳を超え別山へ向かいました。
さすがにこの頃になるとエネルギー切れ。
それでも別山の向こうに『剣岳』が見える!!と言われ、荷物を下に
おいて別山山頂へ。
残念ながらガスで見えず、また荷物を背負って進みはじめたところに
急に視界が広がりほんの目の前に『剣岳』が突如現れました!!
映画のセットみたい…
というのが印象でしたが、山の名前の通り剣のような岩峰で
これをホントに登る人がいるのかと目を疑うほどの山でした。

ここからは雷鳥平までの長い下りとなります。
やっと下った雷鳥沢はキャンプ場。
多くのテントでは無事に下山した皆さんが早くも打ち上げピール中。
そんな皆さんを横目に我々のビールが待っている雷鳥荘にはここから
さらに500m登らなくてはならず。
まさか最後にこんな難関がまっていようとは…

仲間に背中を押してもらい、ビール!!温泉!!を思いながら無事に
雷鳥荘へ到着。
PM5:30。9時間半にもおよぶ立山縦走登山は終了しました。

■宿では
長時間の登山で疲れた我々を出迎えたのは先着メンバー。
「大変です!!低体温の症状が治まらないみたいで」と言ってドタバタ。
「さっさと温泉入って体を温めてこい!!」と先生から一喝。
実は先に下山して悪いと思って帰りを待っていてくれたようでした。
温泉に入って体を温めたら途端に回復♪
みんなで美味しく夕食をいただき、温泉で体を休めました。
夜には手が届きそうなくらいの満天の星を眺めて就寝。


3日目(17日/月・祝)

■最終日はゆったり散策

早起きをして昨日登った立山の朝焼け鑑賞。
朝食を取り、宿でゆっくりとくつろいだ後は宿の前で集合写真。
寄り道しながらバスターミナルの室堂平へ向かいました。

途中でナント雷鳥を発見!!!
よくみると子連れの雷鳥です。
ハイキングチームは初めてみる雷鳥に心躍ります。
登山チームも子雷鳥に釘付け♪

雷鳥観察のあとはみくにが池温泉の茶屋で一休み。
剣岳が見える場所へ移動し、剣岳をはじめ山々の景色も見納め。

バスターミナルの立山ホテルでランチを食べ、お土産を買い込み。
ここで関西のメンバーとはお別れ。
登山愛好会などで山登り経験豊富で本当に色々助けてもらいました。
また一緒に山に行きましょう!!
一行はお昼出発のバスで帰路に就きました。
渋滞でなかなか進まないバスの中では音楽談義。
これもオーシャントレッキング部ならではの光景です♪


■あとがき

立山は、眺めてもよし登ってもよしの楽しめる山でした。
バスで標高2000m以上まで登るため、体力に自信のない方でも
バスターミナルのある室堂平の散策で高山植物や雷鳥に出会えます。
機会があればみなさんも訪れてみて下さいね!

(藤枝/瀬川 記)

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